電子音響音楽コース(コンピュータ音楽領域)

昨今多くの大学に採用されているコンピュータ音楽系学科に対応します。

シンセサイザーやコンピュータを主要に学べる主な大学は以下のようなところがあります。

 

東京藝術大学 音楽環境創造科

東京音楽大学 ミュージック・メディアコース

洗足学園音楽大学 ワールドミュージックコース

大阪芸術大学 音楽・音響デザインコース

 

これらの他、国立音楽大学や武蔵野音楽大学、大阪音楽大学、昭和音楽大学など、多くの大学でシンセサイザーやDTMが必須科目として採用されています。また、大学ではアクースモニウムをはじめとした最先端の音響芸術を学ぶことになりますから、入学時点で「全く知らない」というわけにはいかないのが現実です。


音の原理を知る

シンセサイザーといえばボタン一つで様々な音を呼び出せる「デジタルシンセサイザー」や、パソコンでシミュレートされた「ソフトウェアシンセサイザー」を想像されるかもしれません。しかし、音が生成される原理を学ばなくては、こういったデジタルシンセサイザーやソフトウェアシンセサイザーを理解し使いこなすことはできません。

 

思い描いた音をすぐに具現化するための知識を、アナログシンセサイザーを用いて一から学びましょう。


電子楽器を知る(MIDI検定)

本コースではMIDI検定4級の受験が可能です。本校では3級〜2級2次試験までの受験指導が可能となります。※

MIDI(ミディ)とは、電子楽器同士を接続し演奏情報を送受信する規格を指します。最近はDTMにおいてキーボードとパソコンをUSBケーブルで接続し、演奏情報をコンピュータへ送信します。この時にUSBケーブルの中を行き来するのがMIDIです。

これら演奏情報を駆使することこそが、幅広い音楽制作の表現に直結します。

※MIDI検定3級〜2級2次の試験は音楽電子事業協会での受験となります。


音響工学を学ぶ

どなたも一度はショッピングセンター等のイベントで、司会者がマイクを持って話し、大きなスピーカーから音が出ている状況をご覧になったことがあると思います。

これらの音量を調整したり、スピーカーの角度を決めるなど、イベントを成功に導く最も重要な役割が「PA」です。

 

また、DTMのような音楽制作の現場においても、同様の知識が必要となり、様々なジャンルやシーンに合わせたミキシング技術も学ぶことができます。

 

小さなイベントからドームクラスの巨大なイベントまで経験し、レコーディングやミキシングから、ラジオ制作まで経年した講師が、受験に必要な知識を一から指導します。

 


講師紹介

村岡睦稔(むらおか むつとし)

担当:シンセサイザー、コンピュータ音楽、音響工学

 

大阪芸術大学 音楽学科 音楽工学専攻 卒業

株式会社HEIWA ENTERTAINMENT 代表取締役

一般社団法人 千葉音声研究所 代表理事

 

音・音楽の専門家として現在も数多くのテレビ番組に出演し、ドラマや映画への技術協力やコメント寄稿などを多数行う。ある番組では「日本を代表する音の専門家」として紹介されるなど、楽曲分析のみならず、音声の科学解析を全国の警察や法律事務所から数多く請け負う。

作曲家としても著名な企業のCM音楽やゲーム音楽を数多く担当し、アニメへ提供した楽曲がオリコン1位を獲得するなど、音・音楽共に日本の最前線で活躍している。

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宇津野 由吏(うつの ゆり)

担当:シンセサイザー、MIDIプログラミング、エレクトーン

 

10年以上に渡り大手楽器メーカーの新製品に内蔵されるボーカロイドデータのプログラミングやデモソングのMIDIプログラミングを担当。現在販売されている多くの楽譜データの生成に関わる。この実績や品質が評価され、近年は同メーカー研究開発部門から専属的にMIDIプログラミングを受託し、AIへ学習させるためのMIDIデータ生成など、日本の第一線で活躍している。

 

大阪芸術大学 芸術学部 音楽学科卒

2007年 音楽検定2級(洋楽系)取得

2007年 あさひのぼる「笑いと唄のステージVol.Ⅱ」においてウェルカムソングのデータ作成を担当。

2010年 MIDI検定1級取得

2012年 「いしかわかなざわイメージソング」に作品応募、最終審査12名に選出される。

 

MIDI検定4級~2級指導者

全日本エレクトーン指導者協会(jet)会員

ミュージックプログラミング教室講師

ヤマハ大正琴認定講師